しゃなりぉ!(・ω・)/
オピニオンブロガーのしゃなり(@syanario)です。
歌手に限らずタレント・俳優・女優・声優・お笑いなど、芸能事務所に所属して仕事をしたいと考えている人の中には、年齢制限にひっかっかり、正攻法で挑んでも合格の可能性は限りなく低いと絶望している人も少なくない。
わたしもそのひとりだった。
100以上は軽く超えるほどオーディションを受け続けてきた人生の中で、どうしてもあきらめられない、求めている条件にピッタリで、とても魅力的な応募案件を見つけてしまったことがあった。
どうしたら合格できるだろうか。
募集要項に書いてある年齢を大幅に過ぎている場合、びっくりするほど高い歌唱力と、並々ならぬ熱意をアピールすれば年齢はカバーできるのだろうか。
でもオーディションを受ける人ってみんな、やる気は高いよね。
そのとき、悪魔のささやきが聞こえてきた。
ここに所属したい…どうしても受かりたい… !
今回は、そんな心の声にしたがって年齢をごまかし、実際にオーディションを受けてみた流れと、そのときに起きた出来事をつつみ隠さず暴露していくよ。
年齢詐称のきっかけ
どうしても受かりたい
いい加減なんとかしたい
1つめに所属した事務所を辞めてから次の事務所に所属するまでに、ずっと思っていたことがあった。
気が狂うほど本気を出したところで、自分程度の本気なんてたかが知れている。
死にはしないから。
まずは音楽事務所に受かりたい!と考えを改めて、所属を前提としたオーディションを選んで受けていった。
そろそろ経歴がほしい
晴れて無事、音楽事務所に所属したら、今度は歌手としてメジャーへ行くためレコード会社に所属したくなった。
プロの声優として活躍している友だちからの一言が決め手となった。
補足しておくと、これは嫌味でもなんでもなく、迷って足ぶみしているわたしの背中を押してくれる意味で使われた言葉だ。
このレコード会社に所属したい
・好きな気持ちが爆発した
就職活動と同じで「この会社で働きたい」という志望動機は、応募するときの立派な理由である。
子供のころからよく目にしてきた有名な会社で、アニメも制作しているため、アニメ好きとしては大変お世話になっていた。
その会社の存在自体がもはや好印象だし、「この会社が大好きだ」という気持ちは、そのまま働く意欲となった。
年齢制限にひっかかった
受けたいオーディションの年齢層が、たまたま 違っただけ
今後生きていく中で今がいちばん若い。
年齢がどんどん重なってしまう前に、一刻も早くオーディションに参加したい。
見つけてしまったときがタイミング。
そう自分に言い聞かせ、オーディション用紙を書きはじめた。人生初の年齢詐称。
「数字は7が好きだし、上限よりもだいぶ若くしておこう」と、育成する主催者側の手間と期間も加味して微妙に気をつかいつつ、サバよむのは7歳にしておこうと決めた。
実際に応募してみた

一次審査を通過
合格通知が郵送で届いた
好きな気持ちを爆発させた結果、年齢を偽って応募したオーディションの一次審査に通過した。
大手レコード会社からの合格通知って、世界が輝いて見えるほどわくわくするよね。
ひとしきり狂喜乱舞したあと、ためらいなく二次審査への参加表明を返信したのであった。
※このとき味を占めて別の声優オーディションにも年齢を詐称して応募し、運よく通過。
何よりもオーディションを優先
仕事とかぶった場合
「応募したことを忘れていた」執着しないタイプ
「受かるとは思っていなかった」記念受験タイプ
「シフトが出たあとでもう仕事が入っている」開催が近日タイプ
オーディションとはそういうもので、忙しい人ほどなにかしらの用事と重なる。
しかし、ここで試されていると考えたほうがいい。
もちろんわたしは職場に「申し訳ないのですが…」と理由を話して、休みを交換してもらった。
受かったら人生が変わるからね。
行かない選択をするなら最初から応募すべきではない。
郵便料金のムダ。
もしかしたら受かるかも…!?
二次審査の行われる東京某所へ向かうべく、あまい期待を抱いていざ上京!
二次審査を受けてみた
二次審査はほとんどが集団面接
大手では二次審査に集団面接、三次審査にレコーディング撮影、最終審査に個別面談など、会社によっていろいろな審査方法が設けられている。
今回も例外なく集団面接だったため、自己紹介のあとに歌唱審査がおこなわれた。
ここでもっとも注意を払うべきことは、自己紹介でうっかり本当の年齢を口走ってしまわないように気をつけること!笑
オーディションに参加した経験のある人なら痛いほどわかることだけれども、大手であればあるほど自分以外のすべての人がとてもすごそうに見えて、伝えようとしていたことや考えてきたことが吹き飛んで、気がついたら実年齢を言ってしまっていた!ということも…
自爆してしまうと「しまった感」が表情に出てしまい、取り返しがつかなくなって逃げ出したくなるよね。
オーディション独特の空気感に負けないよう、何度も何度もイメージトレーニングを重ねておこう。
オーディションでの審査のことも、関連記事に書いていくね。
お楽しみに!
その結果…
ここまで進めてきたオーディション。年齢詐称という、人には言いにくい経験もあえて書いてみた。
このブログの読者には、わたしと同じまちがいをしてほしくないからね!
結果がどうなったのかというと…
年齢詐称がバレた
さすがに7歳は偽りすぎたのか、途中から審査員の表情が曇りはじめた。
面と向かって「ホントはもっと歳いってるだろ!」とは言われなかったけれども、このときわたしは悟った。
詐称しないに越したことはないけれど、どうしてもするなら幅は小さめにするべきだったと。
落ちた。笑
合格しなければ意味がない
せっかく休みを取って交通費をかけて東京まで出てきても、うっかりミスで落ちてしまってはかなりもったいない!
自分を精一杯アピールできるような単語をいくつか考えておき、ほしい結果を持って帰れる努力をしてから挑もう。
ちなみにわたしは年齢でのうっかりミスはしていないよ!
数え切れないほど受けまくっているので、オーディションには慣れている。
プラスになるはずの芸歴やレッスン歴が、明らかに年齢と合っていない。
ここが盲点だった。
この部分を結構、突っこまれた。
まとめ
サバよんだとしても2〜3歳くらいまでが許容範囲
わたしは勢いあまって7歳も詐称してしまったけれど、ごまかすなら上にも下にも2〜3歳くらいまでかな、という実感。
事務所やレコード会社によっては年齢制限がないので、そういう場合は実年齢を堂々と公表してチャレンジしてみましょう!
この記事を読んで、少しでも役に立ててもらえたら嬉しいです!
読んでくれてありがとう。
しゃなりぉー!(・ω・)/
オピニオンブロガーしゃなり
instagram:(@syanario)