
子どもが言うことを聞かない。
子育て経験があるなら、多くの人がぶつかる悩みではないでしょうか。
女性としての大仕事である出産を終え、怒涛の赤ちゃん期に奮闘。
歩いたりしゃべったり騒いだり、めまぐるしく成長していく我が子に四苦八苦している親も多いのではないでしょうか。
幼児特有のイヤイヤ期を過ぎ、それでも言うことを聞かない子がいます。
なんど言ってもダメ。
それって、親の背中を見て育っているからなんですよ。
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子供は言葉よりも態度を見ている
なにを言うかより、どんな行動をしているかを見ています。
親が喫煙者なら子どもも喫煙者になりやすい。
つまらなそうに仕事に出かけていく背中から、「仕事はつまらないもの」と学びます。
人間は、視覚からの情報を55%重視します。
聴覚からの情報よりも視覚情報に頼るのです。
つまり、言葉よりも態度で判断する仕組みができあがっているということ。
これは子どもでも大人でも変わりません。
本音は態度に出る
言っていることとやっていることが違う人は矛盾しているので、信用していいかわからなくなります。
言葉と行動が一致していない人は、信用に欠けるのです。
本音は態度に出ます。
大人になると建前で取り繕う場面もありますが、それでも本音は一瞬の態度に表れます。
その瞬間を瞬時に読み取れてしまった経験はありませんか?
言葉と態度に違いがあるとき、なんだか悲しくなりませんか。
本音をまるごと伝える必要はありませんが、嘘にはうっすらとでも気づくもの。
言葉と行動が一致して、はじめて言葉が生きるのです。
親子は鏡だと思った経験
親と子どもは本当によく似ています。
この年齢にしてもうそんなに口が悪いの!?
驚くほど乱暴な言葉遣いの子がいますが、総じて親の口癖も悪いもの。
同じ釜の飯を食べているので、体型もそっくりです。
これは接客業からの経験ですが、部屋ごとにオーダーする食べものはまったく違うことに気づきました。
同じおつまみを選ぶにしても、フライドポテトやケーキなどの揚げ物や高カロリーな商品ばかり頼む部屋と、枝豆やモロキューなどの野菜や低カロリーな商品ばかり好む部屋があるのです。
二次会で利用している場合はこの限りではありませんが、家族の場合は体型にわかりやすく表れています。
前者は肥満な親子、後者は痩せまたは標準体型。
食べても太らない体質で痩せている人もいますが、わたしも含めて一般的に高カロリー食は太ります。
この行動が積み重なって肥満をつくっています。
結局なにが言いたいのかというと、「親の行動は子どもも真似をする」ということ。
自宅での献立は基本的には選べないので仕方がなさそうですが、お店でも同じようなものを頼むのが不思議です。
なにをオーダーするかは自由なのに、「親はいつもコレをおいしそうに食べる」という、前向きに見える情報と実績で選んでいるのです。
親がおいしそうに食べていたら、子どもはそれを見ています。
甘いものを食べて肥満気味の子どもに「太るからよしなさい」と注意したところで、親が食べていれば子どもも食べます。
子どものころ勉強嫌いだった親に「勉強しなさい!」と怒られても説得力がなく、反発したくなるのと同じです。
一緒に勉強してくれるくらいの親なら、子どもも勉強するもの。
日頃からどんな行動をとっているかを見られているのです。
言葉よりも態度で示せ
子どもが言うことを聞かないのは、日頃から言葉と態度が一致していないからです。
子どもは純粋なので誤魔化せません。
言うことを聞いてもらうために必要なのは、ふだんから言動を一致させること。
たとえ小さな子どもが相手でも、約束を守る。
見栄や自分を守るためだけの嘘をつかない。
信頼があるから言うことを聞くのです。
イヤイヤ期を過ぎても言うことを聞いてくれないなら、一度自分の接し方を見直してみてはいかがでしょうか。
この記事を読んで、少しでも役に立ててもらえたら嬉しいです!
読んでくれてありがとう。
しゃなりぉー!(・ω・)/
コラムニスト:オピニオンブロガーしゃなり
instagram:(@syanario)
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