家族や友人だけではなく、店員さんやお客さんにひどい態度を取られ、思わずイライラしてしまった経験はありませんか?
あまりにもな対応だと、そこまでしなくても…とは思っても、怒られても仕方ないよなぁ…と、怒鳴っている人の気持ちがわかることも。
どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。
実体験も交えながら、毎日を穏やかに過ごせる方法を考えていきたいと思います。
基本的に期待をしない
誰かの言動にイライラしてしまうのは、他人に期待をしているからです。
「この人はこんなことはしないはずだ」「この人はこんなことをしてくれるはずだ」
わたしたちは、見ず知らずの人にもどこか期待をしている節があります。
日本のサービス業は愛想がいいので、笑顔で接客してくれるものだと思い込んでしまうことがあります。
自分が接客仕事をするときは、お客さまに気持ちのよい時間を過ごしてもらうために笑顔で対応します。
だからといって、他の店員さんも同じ意識で仕事をしているわけではありません。
わたしだったらこんなことはしない、このようにする…
自分にとってはそうであっても、他人にとっては違うかもしれないのです。
当然のようにやってくれるもの・やらないものだと期待していると、裏切られることもあります。
「わたしはこうだけどこの人はどうかな?」といった視点を持ち、最初から期待をかけない。
そのほうが変な感情が湧いてこないので、穏やかな気持ちを保てます。
期待するからガッカリする
仕事だからこなして当然だと期待をかけていると、そうでなかったときに失望します。
怒ったりガッカリしたりするのは、その人に期待をしていたからです。
自分の存在をないがしろにされたために怒りをあらわにする人もいますが、根底では「しっかりと対応してもらえる」と相手に期待していたから怒りがこみ上げるのです。
親だから、兄弟だから、家族だから、身内だから。
友だちだから、親友だから、仲間だから。
だから、これくらいはやってくれるだろう。
結んできた絆を純粋に信じるのは素敵なことです。
でも、あまり期待しすぎない方がいい。
実力以上の期待をかけられた方は、荷が重いかもしれません。
勝手に期待されても応えられないよ、と感じているかもしれません。
だって仕事、できなそうじゃん
あるお店で予約が取れていなかったことがあったのですが、友人の対応が素晴らしかったのでご紹介します。
自分たちよりも後から、しかも予約をせずに来店したお客がどんどん入っていく様子を目の当たりにしてしまったときのこと。
店員側のミスでわたしたちの予約が取れていなかっただけならまだしも、その後も考えられないような接客を受けたのです。
あまりの対応に言葉を失い呆然としているわたしを連れ、笑顔で退店していく友人。
ちっとも怒っていない友人が不思議でした。
なぜ失望せずにいられるのか、笑っていられるのかを聞いてみたのです。
最初から期待してなかったから、やっぱりなって感じだよ
最低限の対応はすべきだって、どうしても思っちゃって
むしろ予約できてたら褒めたいレベルだよ
って驚くよ、予約が取れてたら。
他のお客さんへの接客態度を見てたらわかる
バイトでも正社員でも関係なく、やるべき仕事をきちんとこなし、明らかにこちらに非があれば謝罪し誠意を持って対応する。
そんなことは当然だと思っていますし、お給料をもらっている以上やらなければならない仕事です。
しかし友人の考えは違いました。
理想はそうなのですが、サボることばかり考え、できるだけラクをしようとするバイトを多く見てきた。
お店に入って彼らの接客態度や表情を見て、優秀な人材ではないと判断した。
だからこそ、今回の店員さんにも始めから期待していなかったのです。
最初からなんの期待もしていなかったから、理不尽な態度を取られても想定範囲内だったというわけです。
期待しない方が穏やかでいられる
仕事ぶりから判断して見限られるとは、もっともかっこ悪く恥ずかしい流れです。
自分はそうならないよう、仕事を楽しもうと改めて思えました。
それと同時に、基本的には他人に期待しないと決めました。
悪い意味ではなく、勝手に期待して勝手に失望しないためです。
いちいち感情に振り回されていては疲れます。
余計なことにパワーを使わず穏やかな自分でいるために、勝手な期待はしないでおくという方法も知っておいて損はないでしょう。
この記事を読んで、少しでも役に立ててもらえたら嬉しいです!
読んでくれてありがとう。
しゃなりぉー!(・ω・)/
オピニオンブロガーしゃなり
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