いよいよ滞在3日目、シンガポール観光の最終日です。
日中の強烈な日差しも和らぎ、オプショナルツアー後半に突入します。
ラストとなる今回の記事では、予想とはまったく違ったプランを選んでしまったトライショーについてご紹介します。
オプション前に夕食

おなじみの一休みスポット「マリーナ・ベイ・サンズ」でシンガポールの豊かさを満喫したのち、現地では最後となる食事の会場へと出向きました。
観光客へは結婚式場へ案内するのが定番なのか、今回の食事会場もきらびやかで、少し涼しいくらいの室温でした。
18:30からの夕食だったので、まだ微妙にお腹が空かなかったのですが、出てきた量がなんと

これでふたり分。
まさに「馬に食わせるほど」ある…笑
女性ふたりでは食べ切れるはずもなく、あえなく残すことに…
全部食べられなくて申し訳ない気持ちをウェイターさんに伝えると、こうなることがわかっていた雰囲気を出しながら笑顔で接してくれました。
ちなみに2日目の夕飯は四川料理。
日本でいうところの鍋料理でした。

右隣に大きな水槽があり、「美しい魚を見ながら召し上がれ」とのおもてなしの心を感じました。
…のですが、ブルーライトがどうにも強く、とてもじゃないが目が開かない…という状態に。
目を閉じたままでは食べられないし、移動を申し出ようにも、ほかの席は観光客で満員。
なるべく右側の青を見ないようにしていたのですが、途中から涙が出てきてつらかったのは一生の思い出になりそうです。笑
シンガポールのトライショー

シンガポールの夜景やカジノはじゅうぶん堪能したので、3日目後半のオプションメニューに悩んでいました。
現地ガイドさんは「ナイトサファリ」を勧めていたのですが、動物に興味が湧かずにパスすることに。
※夜のサファリツアーだけあって蚊に食われた人が数人おり、参加したひとりの女性が、のちほどこっそり「イマイチだった」と教えてくれました。
いろいろ観光して動き回ったし、最後はショーでも見て〆よう!と意見がまとまり「トライショー」に申し込みました。
トライショーはまさかの人力車
夕食を終えて向かったのは「Trishaw Uncle」の文字が書かれた出店でした。
母とわたしが「???」の表情を浮かべているのに気づいた現地ガイドさんの放った一言は
写真を見ておわかりでしょう。
人力車が写っています。
何かのショーを見るつもりでいたわたしたちは、驚きを通り越して大笑い。
しかし、せっかく申し込んだのだから「選ばなかったら後悔してた!」と思うほど楽しんでやろうと、発想を転換しました。
まさかの人力車、感想は

「トライショー=人力車」の感想からお伝えすると、涙が出るほど笑い転げて楽しみました。
というのも、
- 60代の男性が、信じられないほどの脚力で人力車を漕いでいること
- 運転手が写真に写り込んで、ちゃっかりピースまでしていたこと
- まるで渋谷のような繁華街の道路を、人力車で堂々と走り回っていたこと
- 選曲されたBGMが、いったい何十年前の情報かと疑うほど古い曲ばかりだったこと
主にこの4つの要素が織り混ざって、笑わずにはいられない1時間を過ごしました。
荷物カゴ(わたしたち)を左側、右側に自転車をくっつけた、日本とは異なる見た目の人力車。
右側に乗った運転手のおじさんが、とても60代後半とは思えない体力で長距離人力車ドライブを楽しませてくれました。

シンガポールの繁華街、ビルやマンションが立ち並ぶ道路。
「Japaniese?」と尋ねられ、大音量で流されたのが大昔の演歌や歌謡曲。
母が、50年以上前の曲ばかりだと言っていました。
これを流しながら繁華街を滑走している現実に外国感を覚え、そして日本人のイメージはここで止まっているのかと思うと笑い転げるわたしたち。
たとえば、渋谷のど真ん中で同じことができるか?
こんなことをしたら、パトカーが追いかけてくるのでは…
そう考えたらやっぱり無理だし、貴重な体験ができたのです。

大通りでは控えめだったのに、小道に入った途端に「どけどけー!!」と言わんばかりにクラクションを鳴らしまくるおじさん。
人力車で走り去るわたしたちを見た通行人が微笑んでいる姿を見ては、また爆笑。
驚きのあまり横断歩道の真ん中で立ち止まる歩行者を避け、得意気な運転手のおじさんを見ては、また爆笑。
カタコトの日本語で案内してくれましたが、こちらの細かなニュアンスは伝わらないようで、なぜ笑っているのか気にも留めていない様子がまたツボに入る。
まさに箸が転がっただけで笑う状態になってしまい、さらには、わたしの実況中継で大笑いする母。
とても楽しい時間が過ごせたことをラッキーに思いました。
何事もそうですが、予期せぬことでも楽しむ気持ちがあれば、悪いようにはならないのだと実感した旅でした。

トライショー観光の中でいちばん印象的だったのは、この平らなビル。
どういった作りになっているのか、肉眼でもまっ平らに見えるビルがいくつか並んでいたのが衝撃のトライショーでありました。
帰宅してから気づいた重大なこと①

シンガポール旅での工程がすべて終わり、7時間半かけて日本へ帰宅しました。
行きは問題なく快適に過ごせた飛行機ですが、帰りはとんでもないことに。
目の前に乗っていたマレーシア系の家族が3人の赤ちゃんを連れており、終始泣きっぱなし…
生後3ヶ月くらいの子もいたかな。
加えて目の前の男性が遠慮なくめいっぱいイスを倒すので、勢いよく頭にぶつかったり。
かなり狭くて賑やかな空旅をすることになりました。
イヤホンは乗車時に、飛行機の入り口で自主的にもらうシステムでした。
映画を観るつもりがなかったわたしは、イヤホンを受け取っていなかったのです。
消灯して静かな機内で交互に泣きわめく3人の赤ちゃん。
ようやく静かになったのは、到着30分前のことでした。
赤ちゃんが泣くのは仕方がないとはいえ、お父さんであろう男性(イスを倒してきた人)が一度も起きずに眠り続けていたのには驚きました。
今度から飛行機に乗るときは、必ず耳栓を持参すると固く心に誓いました。
快適な旅にするために、みなさんもぜひ、長距離フライトの際は耳栓を持って行ってくださいね。
帰宅してから気づいた重大なこと②

赤ちゃんの泣き声を浴び続けた7時間半、ようやく解放されて成田空港へ到着。
新幹線のある東京駅へ向かうため、リムジンバスに乗りました。
わたしはすっかり爆睡していたのですが、駅に到着した瞬間、母に言われて思い出しました。
そう。
セントーサ島でのツアー中、レストランが予約できずに各自で昼食に変更されたプラン。
行けなかったレストランの代金はのちほどお返しします。
との話になっていて、返金がないことに誰も気づかないまま帰路についてしまったのでした。
東京駅から急いで旅行会社に電話をかけ、現地人ガイドに問い合わせてもらうことに。
しかし数日後、現地人ガイドからは「もともとお昼代金を差し引いて支払ってもらったから、返金すべきお金はない」との返事が会社に入ったとのこと。
これにはびっくり。
金額の大小が問題なのではなく、誠意を持って対応してもらいたかったのです。
証拠となる領収書も持っているし、ほかのツアー客にも問い合わせれば、どちらが正しいかは一目瞭然。
真相を告げ、再び確認してもらうべく数日待って、ようやく返金が振り込まれました。
日本人は誠実な社会人が多いので安心してしまいがちですが、良くも悪くも海外はいい加減な部分が目立つのです。
今度からオプショナルツアーを現地で申し込んだときは、領収書関係はきっちり保管しておくと固く心に誓いました。
楽しい旅を台無しな気持ちにされないよう、みなさんもぜひ、領収書はしばらくの間は保管してほしいと思います。
とはいえ、女子旅としても人気を集めているシンガポール。
若くて発展的で、観光客へのおもてなしが素晴らしく、とても楽しく過ごせました。
見所がたくさんあるので、絶対に行きたいスポット巡りのために計画をしっかりと立てて行ってくださいね。
思い出づくりの参考にしてもらえたらと思います。
この記事を読んで、少しでも役に立ててもらえたら嬉しいです!
読んでくれてありがとう。
しゃなりぉー!(・ω・)/
オピニオンブロガーしゃなり
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