
ツアーや旅行会社を使わずに世界一周しに行く人について、いつも思うことがある。
彼らとわたしは、全然違う人だ。
生まれてこのかた、自力で世界を見たいと思ったことが一度もない。
周りにそんな人がいなかったことも大きいのかもしれない。
自分の目で世界を見て回り、知らない世界を経験してみたい。
そんな風には、本当に一度も思ったことがない。
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世界一周したい!に共感できない
だからか、世界へ旅に出る人たちに共感ができない。
どうして旅に出たいのか、理解はできる。
彼らの話を聞く機会に恵まれた。
日本にいるだけでは到底味わえない出来事を山ほど経験した彼らの話は、得てしてみんな面白い。
しかしわたしは、何度聞いても「自分も世界を巡ってみたくなった!」とは思えないのである。
これはもう、興味の有無としか言いようがない。
歌が好きな人もいれば、歌うことの何が楽しいのかわからないという人もいる。
話を聞くのは面白いが、自分で体験したいとは思わない。
旅に出たい気持ちは理解できるが、共感はできない。
別にわたしの共感など得なくても、旅が好きな人は勝手に旅立つ。
わたしは世界から帰国した人の話を聞く方が好きだ。
わたしがミニマリストを目指す理由
その流れで、様々な場所に拠点を移して生活するスタイルにも憧れはない。
わたしがミニマリストを目指すのは、今いる場所での生活を快適にするためだ。
モノに埋もれて息苦しく暮らすのではなく、唐突に「爪切り貸して」と言われても瞬時に差し出せる生活をしたい。
いつでもすぐに引っ越せるようにミニマリストを目指すのではない。
今いるのを最高の場所として、快適に暮らす自分でいたいからだ。
わたしは拠点を持ちたい
今わたしは一軒家を所有し、そこに住んでいる。
ローンはない。
賃貸ならば毎月かかる「家賃」と同等の位置付けともいえる固定資産税を、年に一回支払う。
家賃に比べれば、全く大したことはない金額である。
いろんな場所に住んでみたいなんて思わない。
交通費をかけて、会いたい人に会いに行く。
少し長く過ごしてみたくなったら泊まればいい。
逆に、会いに来てくれた人を泊めてあげることもできる。
わたしは日本が好きだ。
日本に住んでいたい。
帰る場所がある。
拠点があれば安心して物事に取り組めるし、基地があれば満足にエネルギーチャージができる。
自分の選んだこの生活が、わたしは好きだ。
オピニオンブロガーしゃなり(@syanario)より。
しゃなりぉー!(・ω・)/